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ふとんの怪談〜国分寺ライブ

「ふとんの怪談」「鳥取のふとん」
タイトルはいろいろですが、小泉八雲さんが、集めた話のなかのひとつに収録されています。
鳥取の〜とついているくらいなので、実際にあったほんとうのおはなしだろうな〜と
たまこは思っております。
この話を聞いたことがないわ、というかたが多いので、お話をご紹介します。

ある町に一軒の旅籠がオープンします。
お金がないため古道具屋で家具などを集めての店開きです。
やっと泊まってくれたお客さんが夜中に、ふとんからこどもの声がするといって
おびえて出て行ってしまいます。
次の日も、また次の日も。
宿屋のあるじはこれは誰かの嫌がらせに違いないと腹を立てます。
あるじ布団を夜中に調べてみると、お客の言ったことは本当で
ふとんから、「あにさんさむかろ」「おまえもさむかろ」と声がするのです。

あるじは買った道具屋をたどって調べて歩きます。
とうとう訳をしっている店にたどりつき、そこで聞いた話が次の通りです。

町のはずれの古い家に、貧しい家族がありました。
父親の稼ぎがわずかで、母親は病に臥せっております。
6つと8つの男の子が二人おりますが、よそものだということで
助けてくれる人もなく、ひっそり暮らしていたのだそうです。

そして父親が急に患い7日で死んでしまいます
母親も、後を追うように亡くなります。

残されたこどもたちはお椀や親の着物を売ってお金にかえ食べものを得ますが、
あっという間に家には何も無くなります。
残されたのがふとん一枚。これがなくてはとても寒くていられません。

何日も食べ物を口にせず、しかし大雪のために外に出ることも出来ず、
ふたりはただふとんにくるまり合って、互いをなぐさめ合っています。
「あにさんさむかろ」
「おまえもさむかろ」

そこへ、家主が家賃をとりにやってきます。
家に家賃を払える者がおらず、めぼしいものもないとわかると、
はらえないなら出て行けとこどもたちを雪の中へ追い出します。

大雪のためからだは凍え、近くの観音堂さえまでも行くことが出来ず、
ふたりはこっそり古い家の軒に戻ります。

空腹と寒さにいつしか眠る二人。
神様が、ふたりに神々しい程真っ白なふとんをかけてくださり、
もう寒さを感じなくなります。

何日も何日もそうして眠る二人。
そのうちある人が二人を見つけ、観音堂に永遠の寝床をつくってやります。

宿屋の主人はそれを聞いてふとんを観音堂におさめ、手厚く供養しました。

そののち、ふとんは何も言わなくなったということです。


*************************
小学校の朝礼で校長先生がおっしゃったこと

この兄弟は、親が無くなり、食べ物も着るものもないなかで、
「あにさんさむかろ」「おまえもさむかろ」と
おたがいをいたわりあっていること。
思いやりのこころを


というお話。
恨み言や泣き言を言う訳でなく、
これ以上ないという位辛い状況の中で、
じぶんのことではなく、あいてのことをおもいやる
この兄弟の様が、

熱く心を打ちます。

ぜひ、国分寺にいらしてください。

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